キュリクス - 百科事典
分析結果
- カテゴリ
- AI
- 重要度
- 54
- トレンドスコア
- 18
- 要約
- キュリクス - 百科事典 キュリクス エウエルギデスの画家 (Euergides painter) によるキュリクス(紀元前500年ごろ)。 ロンドン 大英博物館 シンポシオンで少年が笛を吹いている場面を描いたキュリクス(紀元前490年ごろ)。 ルーヴル美術館 キュリクス ( 古代ギリシア語 : κύλιξ 、kylix)は、 ワイン 用酒杯の一種で、比較的浅く広がった形状で脚がついており、縁の両端に対称かつ水平の取っ手が出ていることが
- キーワード
キュリクス - 百科事典 キュリクス エウエルギデスの画家 (Euergides painter) によるキュリクス(紀元前500年ごろ)。 ロンドン 大英博物館 シンポシオンで少年が笛を吹いている場面を描いたキュリクス(紀元前490年ごろ)。 ルーヴル美術館 キュリクス ( 古代ギリシア語 : κύλιξ 、kylix)は、 ワイン 用酒杯の一種で、比較的浅く広がった形状で脚がついており、縁の両端に対称かつ水平の取っ手が出ていることが多い。内側のほぼ平らな円形の部分をトンド(円形の絵画)と呼び、紀元前6世紀や紀元前5世紀の 黒絵式 陶器や 赤絵式 陶器では主にそこに絵を描いていた。ワインを注いだ状態では絵が隠れており、飲み干さないと全体を見ることはできない。そこでそれを踏まえ、飲む人を驚かせたり興をそそるような場面を描いたものが多い。その名称は ギリシア語 でカップを意味し、 ラテン語 では calix に対応する。英語の "chalice"( 聖爵 )の語源でもある。 概要 キュリクスは ミケーネ文明 で生まれた [1] 。元々は 土器 だったが、後に 陶器 のキュリクスへと進化していった [2] 。 テラコッタ 製のキュリクスが多数出土している。"redware" と呼ばれるテラコッタは 酸化鉄 を多く含み赤い色になることから、ギリシャ人や エトルリア人 が特に好んだ [3] 。陶工がキュリクスを形成すると、絵付職人が希釈された 釉薬 で ギリシア神話 や日常生活の場面を外側に描いた [4] 。 キュリクスの内側には シンポシオン や祝宴の様子がよく描かれている。丸く若干湾曲しているため、絵付けには独特の構図のスキルを要する。キュリクスの絵で有名な絵付師としては、オネシモス (en)、マクロン (en)、ドゥーリス (en) がいる [5] 。 古代ギリシア では、キュリクスは主に シンポシオン (酒宴)で使われたため、飲み干したときに現れる内側の絵には、ユーモラスで陽気な場面や性的な場面がよく描かれていた。 ワイン の神である ディオニューソス やその仲間の サテュロス 、コモスの光景などが主題に多い。また、異性愛や同性愛、性交の場面などもよく描かれている。シンポシオンは半ば横たわって行われたため、キュリクスはそのような姿勢でも飲みやすいように考慮されている。 脚注・出典 ^ Mycenaean Pictorial Art and Pottery ^ Young, Jenny. The Ceramic Art: A Compendium of the History and Manufacture of Pottery and Porcelain , Harper , 1878 ^ Austin, Jamie. Terracotta: The beauty of fired earth, Part I , LifeInItaly.com , Retrieved on 2008-03-18. ^ Timeline of Art History , The Metropolitan Museum of Art , Retrieved on 2008-03-18. ^ Ancient Greek Pottery , Young Aggressive Sincere Organized and United , 2005-01-10. 関連項目 古代ギリシアの陶芸