「ストイック」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
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- 「ストイック」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 ストイックとは? わかりやすく解説 辞書 類語・対義語辞典 英和・和英辞典 日中中日辞典 日韓韓日辞典 古語辞典 その他の辞書▼ フランス語辞典 インドネシア語辞典 タイ語辞典 ベトナム語辞典 ログイン Weblio 辞書 ヘルプ 556の専門辞書や国語辞典百科事典から一度に検索! 無料の翻訳ならWeblio翻訳! 初めての方へ 参加元一覧 と一致する で始まる を含む
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「ストイック」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書 ストイックとは? わかりやすく解説 辞書 類語・対義語辞典 英和・和英辞典 日中中日辞典 日韓韓日辞典 古語辞典 その他の辞書▼ フランス語辞典 インドネシア語辞典 タイ語辞典 ベトナム語辞典 ログイン Weblio 辞書 ヘルプ 556の専門辞書や国語辞典百科事典から一度に検索! 無料の翻訳ならWeblio翻訳! 初めての方へ 参加元一覧 と一致する で始まる を含む で終わる を解説文に含む Weblio 辞書 > 品詞の分類 > 修飾語 > 形容動詞 > 形容動詞(態度) > ストイック の意味・解説 新語時事用語辞典 索引トップ 用語の索引 ランキング ストイック 英語: stoic 「ストイック」とは、「( 目標 への 到達 のために) 自分 を 厳しく 律する 」という 禁欲的 で 求道 的な 姿勢 や 生き方 を指す意味で 用いられる 表現 である。主に「 ストイックな 人」「 ストイックな 性格 」「 ストイックに 鍛錬 に励む」といった 言い回し で 用いられる 。 ストイックの語源 ストイック( stoic )という 言葉 は、 そもそも は、 古代ギリシア哲学 における「 ストア派 」という 学派 の 思想 (「 ストイシズム 」)のことである。つまり元々は「 ストア派 の~」という意味の 形容詞 である。 ストア派 の 哲学・思想 とは、 おおまかに 言えば 「 自律 ・ 自制 によって 道徳的 ・ 倫理的な 幸福を 求めよう とする 考え方 」である といえる 。幸福を 追求する にしても 、その幸福は 欲望 ・ 情動 に 囚われない 冷静さ の 獲得 によってこそ 実現される 、 というわけで ある。 英語の stoic にも、 日本語 の「ストイック」と同様、「 禁欲的な 」 程度 の意味 合い で 用いられる ことがある 。 ちなみに 、 英語では 先頭 大文字 で Stoic と 表記する と( 固有名 的 扱い になるため)「 ストア派 哲学 の」という 意味合い の 語意 になる。 ストイックの関連語 古代ギリシア には、 ストア派 とほど 同時代 に、 ストア派 とは 対照的に 「幸福はむしろ《快》と密接に 結びつく も のである 」と 唱えた 学派 もあった。この快を 重視する 学派 は「 エピクロス派 」(エピキュロス派)という。 エピクロス派 の 立場 は( さまざまな 曲解 を 経て ) 今日 では「 快楽主義 」「 享楽主義 」を指す語として 用いられる よう になっている 。 ( 2023年 1月24日 更新 ) 実用日本語表現辞典 索引トップ 用語の索引 ランキング stoic 別表記: ストイック 「stoic」の意味・「stoic」とは 「stoic」とは、英語の 形容詞 であり、主に「 禁欲的な 」、「 感情 を表に 出さない 」、「 苦痛 を 耐える 」といった意味を持つ。この 単語 は 古代ギリシャの哲学 、 ストア派 から 派生した も のである 。 ストア派 の 哲学者 たちは、 人生 の困難や 苦痛 を 静かに 耐え抜く ことを 重視し 、 感情 を 抑制する ことを 奨励した 。そのため、 現代英語 では「stoic」という 単語 が、 感情 を 抑制し 、困難を 静かに 耐える 態度 を表す ようになった 。 「stoic」の発音・読み方 「stoic」の 発音 は、 IPA 表記 では /ˈ sto ʊɪk/ となる。 IPA の カタカナ 読みで は「ストウイク」となる。 日本人 が 発音する カタカナ英語 では「ストイック」と読む。なお、この 単語 は 発音 によって意味や 品詞 が変 わるもの ではない。 「stoic」の定義を英語で解説 「stoic」の定義は、「 enduring pain and hardship without showing one's feelings or complaining 」である。これは、「 苦痛 や困難を耐えながら、 自分 の 感情 を 見せず 、また 不平 を 言わない 」という意味になる。 「stoic」の類語 「stoic」の 類語 としては、「unemotional」、「impassive」、「 resilient 」、「 enduring 」などがある。これらの 単語 も 同様に 、 感情 を表に 出さない 、 苦痛 を 耐える 、といった 意味合い を持つ。 「stoic」に関連する用語・表現 「stoic」に 関連する用語 としては、「 stoicism 」がある。これは「stoic」の 名詞形 であり、 ストア派 の 哲学 や、 その哲学 を 体現する 態度 を指す。 「stoic」の例文 以下に「stoic」を 用いた 例文 を 10 個示す。 1. He remained stoic in the face of adversity.(彼は 逆境 に 直面して も、ストイックでいた。) 2. She showed a stoic patience during the long recovery process.(彼女は 長い 回復過程 で ストイックな 忍耐力 を 示した 。) 3. Despite the pain , he maintained a stoic expression.( 痛み にも かかわらず 、彼は ストイックな 表情 を 保った 。) 4. The stoic soldier never complained about the harsh conditions.(その ストイックな 兵士 は、 過酷な 状況 について 一度 も 不平 を言わなかった。) 5. Her stoic attitude helped her to overcome many challenges.(彼女の ストイックな 態度 が、 多く の 課題 を 克服する のを 助けた 。) 6. He was stoic about his diagnosis and focused on treatment.(彼は 自身 の 診断 についてストイックであり、 治療 に 集中した 。) 7. The stoic philosopher teaches us to accept what we cannot change.( ストイックな 哲学者 は、 私たち が 変えられない ものを 受け入れ ることを 教えて くれる。) 8. The stoic endurance of the marathon runner is admirable.( マラソンランナー の ストイックな 耐久力 は 称賛 に 値する 。) 9. She faced the loss with a stoic calm.(彼女は 損失 に対して ストイックな 冷静さ で 立ち向かった 。) 10. His stoic silence spoke volumes about his inner strength. ( 彼の ストイックな 沈黙 は、 彼の 内面 の 強さ を 物語って いた。) ( 2023年 9月4日 更新 ) ストイック 英語: stoic 「ストイック」とは・「ストイック」の意味 「ストイック」とは、英語の「 stoic 」に 由来し 「 禁欲的 、 克己 的( 自分 の 感情 ・ 欲望 などに 打ち勝つ )なさま」を 意味する 表現 である。 目標 に 向かって 継続的に 自己 を 鍛錬する 人 に対して 、 褒め言葉 として 使われる ことが多い。まれに、「ストイック」な人は、「 完璧主義者 」「 融通 が 利かない 」「 物事 を 適当に 済ませられない 」といった悪い イメージ を 持って 語られる 場合 もある。 「ストイック」の熟語・言い回し 「ストイック」は、 自分 を 厳しく 律する 人など に対して 「彼はストイックだ」「 ストイックな 人」という 言い回し を使うのが 一般的 である。 ストイックな人とは 「 ストイックな 人」とは、 自己実現 や 目標達成 に 向かって 、 自身 の ルール を 厳守し なが ら行 動できる人を指す。 また、 意志 が 強く 、 成功 に 向けて の 努力を惜しまない 人とも 言える 。 好感 を 持たれる ことが多いが、 一方で 「 ストイックな 人」の 厳し い 姿勢 に、まわりの 人間 が 圧迫感 を 覚え る、 窮屈に 感じ るなどの 弊害 もある。 ストイック女子とは 「ストイック 女子 」とは、「 ストイックな 人」の 中でも 特に 女性 に 焦点 を 当てた 言葉 となって おり、 目標 に 向かって 自分 を磨く 女性 を指す。「ストイック 女子 」は、「 仕事 」「 美容 」「 ダイエット 」「 勉強 」など 様々な 分野 で 自己 を 鍛錬 し、 努力し 続け る。「 ダイエット 」 であれば 、 痩せ ると 決めて からはどんな 誘惑 にも 打ち勝ち 、 目標 体重 に 達す るまで 妥協する こ とがない 。「ストイック 女子 」は、「素敵」「 かっこいい 」「 輝いて いる」など 前向きな イメージ が 強く 、 ポジティブ な 女性 を 表現する 際に 用いられる ことが多い。 ストイックな生活とは 「 ストイックな 生活」とは、 日常 において 良くない 習慣 などを 見直し 、 自己 を 高め るため 禁欲的に 生活する ことを指す。 具体的に は、「 規則正しい生活 をする」「 健康的な 食事を摂る 」「 運動 を 心がける 」等である。生活を 律する ことで 日々 の 暮らし に 張り や リズム が 生まれ 、 目標達成 ・ 自己実現 の 意欲 が 湧いてくる とされている。ただし、 あまりに 厳しく 追及し すぎる と体 重 減少 や 精神的苦痛 を 感じ る 場合 もあるため、 適宜 ルール を 緩め るなどの 配慮 も必要である。 仕事にストイックとは 「 仕事 にストイック」とは、 職務 において 完璧主義 で 妥協 をせず 前向きに 仕事 を こなして いく 姿勢 を表す。 また、 家庭 や プライベート を 犠牲 にして 仕事 に 打ち込む さまを表すのにも 用いられる 。 ストイックな 仕事ぶり は おおむね 歓迎される が、「 ストイックな 人」同様、まわりにも ストイックな 姿勢 を 求めたり 、 圧迫感 を 与え がちである。また「 仕事 にストイック」であると、 目標達成 を 意識する あまり、 周り が 見え なくなった り、心に 余裕 が なくなった りする 場合 もある。特に チーム で 仕事 を行う 場合 は、 客観的に まわりを見まわし、 独りよがり に ならない よう 心掛け ることが重要である。 「ストイック」の使い方・例文 「ストイック」の 使い方 ・ 例文 は、 以下の通り である。 「 彼の 性格 を 一言 でいうと、ストイックである」 「 将来の夢 が モデル である 花子 は、甘いものを 一切 食べない という ストイックな ルール を 自分 に 課して いる」 「 プロジェクト の 成功 を 願って 、我々は 残業 も 厭わず ストイックに 仕事 をした」 「 早寝 早起き 、 お酒 は口にしない等の ストイックな 生活で、5 キロ 痩せました !」 「 自分 に 厳しく 趣味 も 仕事 も 完璧に こなす彼女は、『ストイック 女子 』 と言って い いだろう 」 「 太郎 はとてもストイックで、来月の 試合 に 向けて 厳し い 練習 を 積んで いる」 「あまり ストイックに やりすぎる と、 体を壊します よ」 「 彼の 演技 の 素晴らしさ は、 日々 ストイックに 努力して きた 賜物 だ」 「 先生 が オーディション に 落ちた 花子 に 向けて こう 言った 。『 あなたに はストイックさが 足りない 』」 「 ストイックな までの こだわり で、質の高い 商品 を 皆様 に 提供して います」 ( 2022年12月 5日 更新 ) ストイック 英語: stoic 「ストイック」の意味・定義 「ストイック」とは、 自身 を 厳しく 律し 、 禁欲的に 己を 持する 、 ということ である。 わかりやすく いうと、 さまざまな 欲求 に 左右され ず、 自分 で 定めた 基準 を 厳守して 行動する 、という 生き様 である。 「ストイック」は、 英語では 「 stoic 」と 表記する 。もともとは「 ストア学派 」または「 ストア学派 の 哲学者 」を指す 言葉 である。 ストア学派 は「 禁欲主義 」に基づく 幸福論 を 唱えた ことで 知られる 。 今日 の 一般的な 文脈 では、「ストイック」いう 表現 は「 禁欲的な 」「 禁欲主義的 な」という意 味の表現 として 定着して いる。 「ストイック」の類語・類義語・対義語 「ストイック」に 似た 表現として は「 禁欲主義的 」「 無欲 」などが 挙げられる 。 「ストイック」の 対義語 としては「 享楽的 」あるいは「 エピキュリアン 」などの 表現 が 挙げられる 。 ストイックに は、 禁欲主義的 な、 克己 的な、 無欲な 、といった 類語 がある。「 禁欲主義的 な」は、 欲望 に 走らず 、 自身 を 律する ことを 表し 、「 克己 的な」は、 自分自身 に 打ち勝つ ことを表す。そして、「 無欲な 」は、欲がなく、 様々な ものを 欲しがらない ことを表す。 ストイックの 対義語 には、 エピキュリアン 、 享楽的 な、 即物的 な、などが 挙げられる 。「 エピキュリアン 」は、本来、 エピクロス派 の 哲学者 を表す 言葉 だが、彼らが 快楽主義 を 唱えた ことから、ストイックの 対義語 として 用いられる ことがある 。 また、 「 享楽的 な」は、 快楽 の 追及 を 第一 とする 考え方 を 表し 、「 即物的 な」は、物や 金銭 、 利害など を 重視する 考え方 を表す。 「ストイック」の用例・使用例 ストイックを 使用した 言葉 には、 例え ば「ストイック 女子 」がある。ストイック 女子 は、 仕事 や 私生活において 、高い 意識 と 理想 を 持っている 女性 を 表し 、 何事 にも 高水準 の 完成度 や 達成度 を 求め る 傾向 にある。 また、 ストイックに は「 ストイックな 生活」という 使用例 もある。 ストイックな 生活は、 理想 や 目標 のために 様々な 欲望 を 捨て 、 厳しく 身を 律し 、 自身 を 高め ることを 第一に 考え る生活を表す。 ( 2019年8月 5日 更新 ) デジタル大辞泉 索引トップ 用語の索引 ランキング 凡例 ストイック【stoic】 読み方:すといっく [名] 1 ( Stoic ) ストア学派 の 哲学者 。 2 ストア学派 風の 克己 禁欲主義 ・ 厳粛主義 を 信奉する 人。 [ 形動 ] 克己 的、 禁欲的な さま。「―な生活」 ウィキペディア 索引トップ 用語の索引 ランキング カテゴリー ストア派 ( ストイック から転送) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/05 17:27 UTC 版) この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( このテンプレートの使い方 ) 出典検索 ? : "ストア派" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL ( 2020年8月 ) この項目では、哲学について説明しています。 その他の「ストア」については「 ストア 」をご覧ください。 キプロス島 出身の ゼノン ストア派 (ストアは、 希 : Στωικισμός 、 英 : Stoicism 、ストイシズム)は、 ヘレニズム哲学 の一学派で、 紀元前3世紀 初めの 古代ギリシャ で ゼノン によって始められた。 自らに降りかかる苦難などの運命をいかに克服してゆくかを説く哲学を提唱した [ 1 ] 。例えば、知者すなわち「道徳的・知的に完全」な人は、判断の誤りから生まれる破壊的な衝動などに苛まされることはない、と説いている [ 2 ] 。 概要 ストア派が関心を抱いていたのは、宇宙論的決定論と人間の自由意思との関係や、自然と一致する意志(プロハイレーシスと呼ばれる)を維持することが道徳的なことであるという教説である。このため、ストア派は自らの哲学を生活の方法として表し、個々人の哲学を最もよく示すものは発言内容よりも行動内容であると考えた [ 3 ] 。 ルキウス・アンナエウス・セネカ や エピクテトス のような後期ストア派は、「徳は幸福により十全となる」という信念から、知者は不幸に動じないと主張した。この思想は「ストア的静寂」というフレーズが意味するところに近い。だが、知者は真に自由とされ、あらゆる道徳的腐敗は等しく悪徳であるという「過激倫理的な」ストア派の思想を含意しない [ 2 ] 。 ヘレニズム時代以降の 古代ギリシア ・ ローマ の時代においては アカデメイア 学派、 逍遥学派 、 エピクロス派 と並んで四大学派とされていた。創始以降、ストア派の思想は 古代ギリシア や ローマ帝国 を通じて非常に流行し、 マルクス・アウレリウス・アントニヌス をも信奉者として、哲学の異教的な性格を キリスト教 の教義と調和しないものとして ユスティニアヌス1世 が全ての学派を廃するまで続いた [ 4 ] [ 5 ] 。 ストア派なる名は、 ゼノン が アテナイ の アゴラ 北面の彩色 柱廊 ( ストア・ポイキレ )で教授していたことにちなむ。 多くの古代ギリシャの哲学者が、 一神教 と似た多神教的な一神教を信じていた [ 6 ] が、ストア派や影響を受けた中期・後期プラトン主義についても異教の 一神教 ( pagan monotheism )として分類することがある [ 7 ] 。 基本的教説 「 「哲学は人間が自分の外部にある全てのものを手に入れることを保証しないが、代わりにその適切な主題の中に眠っているものを手に入れるであろう。大工の使う素材は木材や彫刻用青銅であるから、生き方の素材は各人の生である。」 」 —エピクテトス [ 8 ] ストア主義者それぞれの考え方は互いに密接に関係している。 ストア派の思想については現存資料が後期に偏っているため、前期・中期の思想は明確にはわからない。したがっていくつかの断片的資料や、後期でも最も前期に近いとされる キケロ 、エピクテトスの思想(ただしエピクテトス自身は著作を残さなかったことから彼の思想は弟子の アッリアノス の記録による)から推測するしかない。 ストア派は世界の統一的な説明を 形式論理学 、非二元論的 自然学 、自然主義的 倫理学 によって構築した。中でも倫理学が人間の知の主な関心であると彼らは強調したが、後代の哲学者たちはストア派の論理学理論により関心を示した。 ストア派は破壊的な衝動に打ち勝つ手段として自制心や忍耐力を鍛えることを説いた。明朗で先入観のない思考によって普遍的理性(ロゴス)を理解することができると彼らは考えた。ストア派の最大の特徴は個人の道徳的・倫理的幸福を追求することにある。「『徳』は自然と一致した『意志』にこそ存する [ 9 ] 」 この思想は対人関係のような分野にも適用される; 「憤怒、羨望、嫉妬から解放されること [ 10 ] 」と奴隷をも「全ての人は等しく自然の産物なのだから他の人と対等だ [ 11 ] 」と認めること。ストア主義は、非道な権力に抗する際や、災難の続く事態に対峙する際の慰めとなった。 ストア倫理学では 決定論 が支持される。ストア的な徳を欠いた人間に関して、邪悪な人間は「車にくくり付けられた犬のようなもので、車の進む方向へどこにでも行かされる [ 9 ] 」と クレアンテス は考えた。対照的に、ストア派の徳は人間の意志を世界と一致するものへと修正し、エピクテトスの言うところによれば、「病むときも幸福で、危機の内に在るときも幸福で、死を迎える時にも幸福で、追放されたときにも幸福で、恥辱を受けた時にも幸福 [ 10 ] 」であらしめるために、「完全に自立的な」個人の意志と同時に「厳密に決定論的な統一体」である世界を断定する。この思想は後に「古典的汎神論」と呼ばれ(、 オランダ の哲学者 バールーフ・デ・スピノザ に採用され)た [ 12 ] 。 ヘレニズム世界・ローマ帝国においてストア派は知的エリート階層の主流派の哲学となり [ 13 ] 、ギルバート・マーレイの言う所によれば、「アレクサンドロスの後継者のほぼ全員が自らをストア主義者だと述べた [ 14 ] 」 ストア派の起源は エピクロス派 と同時期ではあるが、より長い歴史を持ち、その教説における恒常性はより少なかった。ストア主義は 犬儒学派 の教説の中で最良のものを受け継ぎ、より完備して円熟した哲学となった。 歴史 アンティステネス、キュニコス学派の創始者 紀元前301年の初めごろ、 キティオンのゼノン が ストア・ポイキレ (すなわち彩飾柱廊)で哲学を説き、ここからその名声を得た [ 15 ] 。 エピクロス派 のような他の学派とは異なり、ゼノンは アテナイ の アゴラ (中央広場)を見晴らす コロネード のような公共的な場所で哲学を説くことを選んだ。 ゼノンの思想は ソクラテス の弟子 アンティステネス を始祖とする キュニコス学派 の思想から発展した。ゼノンの弟子のうち最も影響力があったのは クリュシッポス で、彼は今日ストア主義と呼ばれているものを成型した。後のローマ時代のストア主義は、何者によっても直接制御されていない世界と調和する生き方を喧伝した。 研究者は大抵ストア派の歴史を三相に分ける: 前期ストア派、ゼノンによる学派の創設から アンティパトロス まで。 中期ストア派 パナイティオス や ポセイドニオス を含む。 後期ストア派、 ルキウス・アンナエウス・セネカ , ムソニウス・ルフス 、 エピクテトス 、そして マルクス・アウレリウス・アントニヌス らを含む。 アルバート・アーサー・ロングが述べているように、前二相のストア主義者の著作で完全な形で現存するものは全く無い。後期ストア派のローマ人たちの著作のみが現存している [ 16 ] 。 ストア論理学 命題論理 ゼノンの師の一人で メガラ派 に属する ディオドロス・クロノス は、今日 命題論理 として知られる論理学へのアプローチを初めて導入した哲学者とされる。命題論理とは名辞ではなく命題つまり文に基づいた論理学へのアプローチであり、論理学を アリストテレス の名辞論理とは全く異なったものにした。後にクリュシッポスが、このアプローチをストア論理学として知られることになる体系へと発展させ、アリストテレスの三段論法のライバルとされる演繹体系(ストア三段論法)を導入した。ストア論理学に対する新たな関心が20世紀に起こり、論理学の重要な発展が命題論理に基づいて起こった。「クリュシッポスとゴットロープ・フレーゲの哲学的論理学の強い親近性は非常に印象的である [ 17 ] 」とズザンネ・ボプツィエンが書いている。 「クリュシッポスは事実上今日論理学に関係しているあらゆる論理学的話題に関する300以上の論理学的著作を著した。その中には 言語行為 理論、構文分析、単数あるいは複数の表現、 述語論理 、