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「初め」と「始め」の違い /「はじめに」「~をはじめとして」はどう書けばいい? | ことばのエチュード

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分析結果

カテゴリ
教育
重要度
44
トレンドスコア
8
要約
「初め」と「始め」の違い /「はじめに」「~をはじめとして」はどう書けばいい? | ことばのエチュード 目次 悩ましい「初め」と「始め」の使い分け 「~(を)はじめ」はどう書けばいいの? 「はじめに」は「初めに」なのか 「始めに」なのか 「初め」は時間の上での「最初」を表します 「初めて」は初回であることを示します 動詞の「始める/始まる」は「開始する」ことです 名詞の「始め」も物事を開始することに用います まとめ 悩ましい「初め」と「
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「初め」と「始め」の違い /「はじめに」「~をはじめとして」はどう書けばいい? | ことばのエチュード 目次 悩ましい「初め」と「始め」の使い分け 「~(を)はじめ」はどう書けばいいの? 「はじめに」は「初めに」なのか 「始めに」なのか 「初め」は時間の上での「最初」を表します 「初めて」は初回であることを示します 動詞の「始める/始まる」は「開始する」ことです 名詞の「始め」も物事を開始することに用います まとめ 悩ましい「初め」と「始め」の使い分け 「初め」と「始め」の違いは感覚的に理解しているつもりでも、いざ使おうとすると迷うことが多いですよね。「年の初め」なのに「仕事始め」といったり、なんだか混乱してしまいます。 ただ、使い分けとしては、「最初」という意味なら「初」、「開始」という意味なら「始」を用いると覚えておくと便利です。「年の初め」は「最初」という意味なので「初め」ですが、「仕事始め」は仕事をスタートすることなので「始め」にします。「初めて」というのも「最初」という意味ですね。 初め :first(順番が「最初」) 始め :start(行動を「開始する」) では、「~をはじめとした」というような場合にはどう書けばいいでしょうか。また、「はじめに」は「初めに」でしょうか、「始めに」でしょうか。 このような疑問を解決するために、今回は、「初め」と「始め」の使い分けについてまとめてみたいと思います。 「~(を)はじめ」はどう書けばいいの? まず、「~はじめ」や「~をはじめとした」「~をはじめとする」という表現について確認してみましょう。 「校長先生はじめ諸先生方」や「社長をはじめとする役員一同」というように、おもだった人を代表として挙げる言い方の場合は「~はじめ」とひらがなにします。これは、新聞表記、議事録表記、NHK表記、いずれにおいてもそのように示しています。 ・校長先生はじめ諸先生方に心から感謝いたします。 ・社長をはじめとする役員一同が集まった。 ・A君をはじめ、メンバー全員の努力のたまものです。 ※ただし、公用文のみ「始め」を使うこととしていますので、「校長先生を始め」でも間違いではありません。語感に合うほうを用いてみてください。 「はじめに」は「初めに」なのか 「始めに」なのか 次に「初めに」なのか「始めに」なのかについて触れたいと思います。「はじめに」は、一般には「初めに」と書きます。「はじめに」といったら、その多くが「初めに」です。ただ、「始めに」のこともあるんです。 順番として「最初に」とか「1番目」という意味であれば「初めに」にします。「初っぱなに」ということですね。「初めに、市長からあいさつがあります」というように用います。進行上の1番目ですから、2番目、3番目と進行していきます。 一方、「手始めに」という意味なら「始めに」になります。『三省堂国語辞典』では「仕事の始めに予定を確認する」を用例として示しています。 どういうことかというと、予定を確認するという作業が仕事に含まれない場合には「始めに」になるんですね。これが「手始めに」という意味です。合唱の練習の前に発声練習をするという場合も、発声練習を合唱の練習に含めないなら「始めに」になります。 最初に → 初めに 手始めに → 始めに 書籍など、文章における前置きにあたる「はじめに」は、本文の最初の部分ではなく、独立した「前書き」のような役割なので「初めに」が使えないんですね。ただ、「始めに」という書き方はとても使いにくいですし、混乱を招くことから、書籍などでは「はじめに」とひらがなにしてあることが圧倒的に多いようです。 ですので、判断に迷ったら「はじめに」と、ひらがなも選択肢に入れてみてくださいね。 (初めに) ・初めに、市長からあいさつがあります。 ・初めに自己紹介を行いたいと思います。 ・初めに基礎的な問題に取りかかってください。 (始めに) ・仕事の始めに予定を確認する。 ・合唱の始めに発声練習をしてみよう。 ・実験の始めに器具をそろえてください。 スポンサーリンク 「初め」は時間の上での「最初」を表します ここからは、「初め」と「始め」の基本的な使い方についてまとめていきたいと思います。 「初め」は、物事における早い時期のことで、ほとんどの場合は「最初」と言い換えることができます。季節や時間を示す名詞と一緒に用いたり、時間軸における初めのうちを示します。 ・月初め ・年度の初め ・7月の初め ・秋の初め ・初めは心配でした。 ・初めに思っていたことと違います。 ・初めは乗り気ではありませんでした。 ・初めからやり直してください。 「初めて」は初回であることを示します 初回の経験や体験である場合には「初めて」になります。「first time」のようなことですね。 ・初めて見る ・初めて食べる ・初めて経験した ・やってみて初めてわかった。 ・指摘されて初めて気がついた。 スポンサーリンク 動詞の「始める/始まる」は「開始する」ことです 動詞の「始める/始まる」は、ほとんど「開始する」という意味ですが、「起こり」という意味もあります。また、「泣いても始まらない」や「また始まった」のように決まった言い方をして、特別な意味を持たせることもあります。 ( 開始する ) ・仕事を始める ・会議が始まる ・読み始める ・2学期が始まる ( 起こり ) ・あれがそもそもの始まりだった。 ・この祭りは明治時代に始まる。 ・歴史始まって以来の出来事だ。 ( 特別な意味 ) ・泣いても始まらない。 (=どうしようもない。) ・今に始まったことではない。 (=いつもそうである。) ・また始まった。 (=いつものくせが出た。) 名詞の「始め」も物事を開始することに用います 新しく物事を開始することを「○○始め」といいます。また、「始め!」というように開始の号令として用いられることがあります。 ・稽古始め ・仕事始め ・事始め ・手始め ・歌会始 ・講書始 ・始め!(号令) ・始めよければすべて良し。 まとめ ・「先生をはじめ」の「はじめ」一般的にははひらがなにします。 ・「はじめに」は、一般的には「初めに」と書きます。 ・「初め」は時間の上での最初を表します ・「初めて」は初回であることを示します ・動詞の「始まる/始める」は開始することに用います。 ・名詞の「始め」も物事を開始することに用います。 今回は「初め」と「始め」の使い分けについてまとめてみました。最後まで読んでくださってありがとうございました。 関連記事 表記の決まりごと 「狙い」と「ねらい」の使い分け:ひらがなにするのはどんなとき? 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